グランドピアノに後付けの韓国製サイレントシステム

2017.10.14

僕はアコースティックのグランドピアノに後付けでサイレントシステムは付けられないと思っていました。仮に付けられてもいい加減なめちゃくちゃなものしかきっと取り付け出来ないと思っていました。今回の渡仏で1番勉強になったことかもしれません。韓国製?そんなもんどうせあかんやろ! 違いました。僕が間違っていました。素晴らしいサイレントシステムがあります。韓国製、Insilent これはすごい。しかもモデルチェンジを繰り返ししんかしている。このシステムは発売されてまだ4ヶ月しか経っていない新製品。ビックリです。驚きです。一言で言うと、ヤマハのシステムを超えていると言っても過言ではありません。ヤマハのグランドピアノへの取り付けなら標準取り付け時間約3時間半から4時間。普通に定期的にメンテナンスしてあるピアノなら、どこの調整箇所を触ることもなく取り付け可能、ヤマハ同様鍵盤になにも接触するものもないので、アコースティックのタッチが壊れることなく弾くことが出来て、出て来る音源が正直ヤマハ以上かもしれない。たまたまヤマハのサイレントが横にあるので弾き比べたら、目をつむってどちらが好きかと聞かれたら韓国製と答えるかもしれないくらい、開いた口がふさがらないくらい良かった。素晴らしい!しかも価格が安いことも大きなメリットで、出張して付けに来てもらって、1990ユーロ、日本円で約26万円。但しこれはフランスでの料金になるので、日本で取り付けるともう少し高くなると思いますが、ヤマハの工場取り付け価格に比べると10万円以上安いことになります。機能も豊富で、録音が出来たり音色が175種類変えることができるなど高性能です。僕は取り付けてもらっているところを終始拝見させて頂き、次からは恐らく自身で付けられると思います。お客様にお勧めできるものではないかと思い、もう少し研究してみようと思います。

このページの上へ