サイレント(消音)取り付け

2012.3.26

先週、ヤマハのアップライトピアノにヤマハのサイレントを2件のお客様に取り付けました。このシステムは本当に今の時代のとても便利で画期的なものだと思います。ヤマハのアップライトピアノをお持ちの方で、ペダルが3本付いていれば古くてもまず殆どのピアノに取り付けることが可能です。今までは3本あるペダルの真ん中のペダルを踏んで左にロックすると弱音ペダルとして使用していたペダルがサイレントをつけるとそのペダル踏んで左にロックするとピアノの音が全く出なくなり、ヘッドホンやスピーカーなどから電子音源が出て夜間のピアノの練習に対応する事が出来ます。ピアノの音は全くでなくなり、ヘッドホンで練習すれば夜中であっても大丈夫だと思いますが、今度は鍵盤の上下する音とペダルを踏む音がかなり難しくかつ激しい曲になってくるとマンションにお住まいの方々の場合、階下に聞こえる可能性があるかもしれません。でも本当にいいシステムだと思います。何がいいかと言いますと、後にも先にもピアノのタッチで練習する事が出来る事です。今や電子楽器は星の数ほどいろんなメーカーからいろんな機種がありますが、例えば僕自身がクラビノーバを弾いていくらピアノのタッチに近くなったとはいえクラビはクラビ、鍵盤のタッチ感は本物のピアノにはかないません。最初は物珍しさで弾いていますがすぐにつまんなくなってしまいます。でもピアノのサイレントであれば、ピアノのタッチがそのままなので結構その世界に浸って弾いていられます。よくお客様からのご質問でピアノにサイレントを取り付けるとピアノに負担がかかったり悪くなったりすることはありませんかというご質問がありますがそのご心配は取り付けを行う私自身、技術者の意見は全く問題はありませんと言えます。ただサイレントも結構いろんなメーカーから出ています。価格を比較しますと微妙に違ってきているみたいで、ヤマハはその中でも一番高価だと思いますが、技術的にヤマハのピアノにはヤマハのサイレントをお勧めします。サイレントは電化製品ですからいつかは壊れますそれが2年先か5年先か10年先かわかりませんが一般的に電化製品のパーツの供給期間は大体8年くらいでテレビやパソコンが壊れても10年もするとパーツがなくなってしまい修理不可能になりますがヤマハのサイレントはこれが発売されたのは平成6年位からで発売当初からは18年経ちますが今も当時のサイレントを修理する事が出来ますし、自動演奏に至っては20年以上前の物でも修理可能です。ですから安心を買う意味でもお勧めいたします。修理はもちろん私がさせていただきます。問題はやはり価格でして少し高いなと私も感じます。定価で199500円です。でも、今現在ヤマハアップライトピアノをお持ちの方で、音でお悩みの方、もう一台安価な電子楽器を買おうか考えられている方には、もう一台買うとその分少なかれど場所もとりますし壊れたら修理も年数が経つと出来なくなります。ピアノにサイレントを取り付けるほうが僕はメリットが多いと思います。是非ご検討いただけたらと思います。

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