ピカピカのペダル

2012.7.17

昭和38年製造のアップライトピアノの調律に行ってきました。日本ではとても古いピアノとなりますが、まだまだ現役の音とタッチ感が得られます。僕が知る限りヨーロッパ、フランスでは半世紀前のピアノなんて極普通に一般のご家庭で愛用されています。そんな半世紀前のピアノのペダルです。現在のピアノのペダルは3本ですが、当時は2本ペダルでした。向かって左側のペダルは磨く前で右側のペダルは磨いた後です。磨く前の左側のペダルも、昨年磨きました。半世紀前のピアノとは思えない程ピカピカです。やはり、ピカピカだと気持ちいいですね!ちょっと弾いてみようか!という気になるかもしれませんよね!とりあえず僕は全てのお客様のピアノのペダルをピカピカにするよう心掛けています。ただ、ヤマハなど多くのピアノのペダルは真鍮でできていますが、一部のピアノはそうでなく金属に金色の塗装されたピアノがあり、ここまでピカピカにならない事もあります。僕がペダルをピカピカに磨き始めたのは、フランスに行き始めた5年前位からで、パリのあるピアノ工房で100年以上前のピアノが、ペダルもピカピカに磨き上げられるのをみて刺激を受け、自分のお客様のピアノもこれは是非やって見ようとおもいました。

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