ヤマハ在籍時代最後の研修結果を公表します

2012.7.23

僕はヤマハを2012年3月31日に退職しましたが、その直前に運良くコンサートピアノ上級コースを受講するチャンスが訪れ、最後のお土産に、自らの技術の確認をする事が出来ました。その際の結果を公表させていただきます。ピアノの調律等を点数化する事ができる事をご存知の方はおられますでしょうか。それを採点するのはヤマハのピアノを製造する現場の方々であり、日本のみならず世界各国から勉強しにきます。日本にはいくつかの調律師を養成する機関がありますが、その信頼性はやはりピカイチです。今回、調律は2回あり1回目は1時間30分、2HzUPで2回打ち、2回目はピッチ変更無しで60分で行われました。1回目は、久々の研修という事と、研修のピアノはいろんな方々がしょっちゅう触る事でとても調律しにくく、分かってはいるものの時間が足りず、不甲斐ない結果でしたが、2回目、感覚を掴み、90点越えました。採点は100点からの減点法で100点は無く90点を越えれば事実上の満点で、2回目の調律は自身のいいと思う調律で、今までの自分の調律が間違っていない事が確認できました。また調律精度グラフは、高音が少し高目に荒れましたが悪くはないレベルだと思います。ダンパーとは弦の上に乗っている黒いもので、音を止音するためのもので、整調はタッチの調整、張弦は弦を張る事です。今思いましてもこの1週間の研修は楽しく有意義なもので、今後の仕事に役に立つものです。技術者としての研修は現在では最後です。これをこれから経験を重ねながら熟成させて行きたいと思います。

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