ドイツにドライブ

2012.11.18

今回の渡仏で、一泊二日で、パリからドイツに車で、しかも自らの運転で、お世話になる方と、エコールノフマールの日本人学生さんと3人で、デュッセルドルフへ行って来ました。パリからおよそ550Kmの旅です。思ったのは、以外に近いんだなぁという事、ベルギーをまたいで、ドイツへ。何といってもドイツはアウトバーン、速度無制限。昔から話だけは聞いていましたが、実際に車で走ったのは勿論初めて、しかも自らハンドルを握って、実は、その為にパリの空港からこのBMWを借りました。フランスはとにかく飛ばせない国で、高速道路の最高速は130Km、しかも細かく区間により、110Km、90Km、と意地悪にも思える程変化します。そして、何より怖いのが道路上に設置された監視カメラ、日本だと設置場所が明確なのですが、フランスは可動式で年中設置場所が変化するらしいです。しかも制限速度を日本よりシビアに、僅かに超えるだけでフラッシュが焚かれ写ってしまうらしいです。日本の高速道路と違い、大変見通しが良くしっかりスピードメーターとにらめっこしていないと気が付くとすぐにスピードが出てしまっています。ドイツはそんな気持ちから少し解放されました。勿論、細心の注意をはらって運転するのですが、本当に楽しくスカッと気持ちよかったです。朝、6時30分頃パリを出発して、ちょうど12時にドイツ、デュッセルドルフに到着しました。早速、駅のinformationに行き、今晩の宿を予約してチェックイン後、ランチに繰り出し、ホテル近くのとても老舗的な歴史あるドイツレストランに入りました。注文したのはやはりまずソーセージ、それからウインナーシュニッツェル、そして、鴨の煮込み、そして何といってもビール。こちらは「アルトビール」が有名で、普通のビールと黒ビールの間位の色で、わりと濃い味でコクがあり、そして何故か、ジョッキではなく普通の小さなビールグラスのサイズしかなく、何回も注文して1人5~6杯はすぐいけてしまいます。料理も大変美味しく、ボリュームがまた凄過ぎます。特に鴨肉の煮込みは、1kgはあろうかという塊で、見るだけでお腹いっぱいになりそうです。満腹状態で今度は少し街を散策、驚いたのは、駅前に建ち並ぶ日本人街。「本」と日本語で書かれた看板が目に入り、そこにはそこそこ大きな本屋さん。そして、日本のスーパーマーケット、その品揃えの多さに驚きました。パリにも日本のスーパーはありますが、その2~3倍はあります。そして日本食レストラン。実にいろんな店がありました。そして、今回、予想もしない発見がありました。何とあのシューマンの最後に住んでいた家を見つけてしまいました。ガイドブックにも載っていなく、全くの偶然の発見に3人とも驚きを隠せませんでした。僕1人では見過ごしていました。外から窓を覗くと、ピアノが見えました。きっとシューマンが弾いていたピアノに違いないと思い、インターフォンを押し、中の方にお願いすると快く中に入れていただき、ピアノを弾かせていただく事もでき、本当に感激しました。幾つかのCDが販売されていて、お勧めのものをお土産として購入し、思いがけない最高のお土産でした。そして、デュッセルドルフにきた目的として、ここで調律師として働く日本人の方にお会いしてお話をお聞きする事で、お一人日本人のマイスターの方がいらっしゃるとのことでしたが、スケジュールの都合でお会いできませんでしたが、楽器店で働く日本人の女性調律師に会う事ができました。ヤマハ、シンメル、ブリュッツナー、ベヒシュタインなどを取り扱い、いろんなピアノを弾かせていただきました。とても大きな楽器店で、UP GP、合わせて25台位のピアノが贅沢に間隔をあけながら大切に展示され、新品と中古はごちゃ混ぜで、これだけのピアノを展示されているところは日本ではそうはありません。いろいろお話を伺う事もでき、レンタルピアノの活用など、画期的なシステムを持っていらっしゃいました。そして夜は、3人でライン川のほとりを散歩し、ドイツ人が集まるビアレストランで夕食をしました。お昼の食べ過ぎがたたり、あまり食べれなかったのが今となっては凄く残念でした。そんなこんなであっという間にもう帰路になり、いい思い出を胸に抱いてパリにかえり

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