パリの空港からベルリンへ

2016.4.11

今回は僕の勝手なわがままで、どうしてもベルリンフィルを振る小沢征爾が見たく聴きたくパリの空港から直接レンタカーで1100km先のベルリンを目指しました。夕方5時から何とかその日のうちに350km先のベルギーのリエージュという街まで何とかたどり着き、翌朝から残りの750kmを一気に走破。ベルギーでの宿泊はテロ事件の事もあり少し怖い思いもありましたが、実際はホテルのオーナーの心のこもったもてなしに、また近くのBARのスタッフやお客さんに癒されそんなのぶっ飛んでいました。リエージュ、とても美しい雰囲気のある素敵な街です。またゆっくり訪れたいです。フランス、ベルギーは速度制限が130kmまでと厳しいですが、ドイツに入りアウトバーンでは速度制限が解除されるとみんな一気にアクセスを踏み、一気に200km付近まで加速します。おまわりさんも2、3回は追い抜くこともありました。まさに胸のすく加速で気持ち良いです。でもスピードは出すけどあくまで安全を最優先でベルリンに到着。ベヒシュタインの本社に勤められる友達と待ち合わせして、ベルリンフィルハーモニーホールへ。到着するとやはり多くの聴衆が訪れていて日本人の方々も多く見受けられました。コンサートが始まりアナウンスがあり、1部は小編成のオケで小沢征爾さんは出てこられず、僕の苦手なモーツァルトで、ごめんなさいちょっと寝てしまいました。さて、休憩後2部の始まり、小沢征爾さんが紹介され、ベートーベンの大曲を振られ、椅子も用意されて時々はお座りになられるも圧倒されるアクションの激しい動きにその殆どを立って指揮されておられました。オーケストラもこれ以上ない程の一生懸命というか今まで見たことのない激しい動きに圧倒されずには入られませんでした。僕はベルリンフィルを聴くのも初めて、そして小沢征爾さんは一度聴いてみたいと昔から強く思っていました。でも日本ではなかなかチケットも手に入らず、まさか初めての小沢征爾さんの演奏が、ベルリンで、そして地元ベルリンフィルで、聴けるとは夢にも思わず大変幸せな時間でありました。みんな総立ちで大きな拍手を送り続けました。

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