ピアノの音

2012.1.26

皆様、こんにちは、日本にはたくさんのピアノがあります。たくさんありすぎて、その価値観が少し薄れつつあるような気がしますが、改めてピアノの音楽を聴くといいもんだなあと思います。そこで、そのピアノの音ですが、調律って一体どんなことをするのか、どんな音が狂っていて、どんな音が綺麗にあった音なのか、ご存じな方って少ないのではないかと思います。自分自身、ヤマハの調律学校に行くまでは多少ピアノは習っていましたので弾く事が出来ますが、調律って何なのかさっぱりわかりませんでした。1年間全寮制で必死で勉強して卒業して、1台1台丁寧にお仕事させていただき、自分なりにこつこついいと思う仕事を積み上げてきました。音のわからないお客様で、手を抜こうと思えばいくらでも抜けるのですが、体調が悪い時など少しぐらいと思うときもありましたが、もしクレームになって会社の上司がこのピアノを見に来たらどうするとか思い自分にムチを打ちました。私はこの仕事が大好きですし、誇りを持っています。好きこそものの上手なかれ。という言葉がありますが、まさにそれで、自然と体が反応しいろいろな技術を勉強しましたし、勿論これからも、一生勉強していきたいと思っています。調律師は感性の仕事だといわれることがあります。この感性というものは基本という事が完全にクリアされそこから上のとてもレベルの高いところにあります。私は経験を積みながらその上の技術者グレードを取得し、調律の精度というものはある程度身についたと思います。これから一生かけてその上の感性というものを身につけていきたいと思うのですが、これには、お一人お一人のお客様のご協力が必要不可欠です。ピアニストの方々のご批判を頂戴しながら自分自身成長していきたいと思います。いい出会いを求めまして自身のホームページを開設するにも至りました。お客様にとりましていい仕事ができますよう一生懸命努力していきたいと思います。ご縁ありましたら何卒宜しくお願い申し上げます。

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